地域の音、身近な音―〈音風景〉。レコーダーを向けた先には、くらしの中で見過ごしてしまうささやかな景色、豊かな自然や季節の気配、見慣れたものの新たな一面、そして録音者の“まなざし”があります。耳で聞くことをとおして感じることのできる風景が、音源の数だけ存在しているのです。 そんな〈音風景〉と、さまざまな表現をかけあわせて「PLAY」(遊ぶ・演奏・上演・再生)するのが、「PLAY with Soundscape―音風景の可能性―」。サウンド・インスタレーション、ダンスとのコラボレーション、公募作品発表、コンサートとシンポジウムを通じ、地域の魅力がつまった音風景の新たな可能性を探ります。

〈音風景ライブラリー〉によるサウンド・インスタレーション

「coMIMInication+Oto-Hotaru」

茅野市民館に常設している「coMIMInication 」では、ロビー・通路などの日常空間に、さまざまなサウンドスケープが「音の雲」のように浮かんでは消えてゆきます。 それを今回は闇の中で体験。音に反応して、蛍のように光る仄かな明かり「Oto - Hotaru (オトホタル)」を持って……。

【日時】
  2014年3月16日(日)~3月23日(日)10:00~19:00
【場所】
  茅野市美術館企画展示室
【制作】
  庄野泰子
【音響システム・プログラミング】
  今井慎太郎