主催事業
藤浩志と部室をつくろう!
秋から冬にかけて、全国各地のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねている美術家・藤浩志によるプロジェクトを、茅野市民館イベントスペースを拠点に実施します。
その1
茅野駅前に11月~3月の期間、地域活動を実践する「部室」を開設します! 市民から地域の面白い「部活動」を募集し、駅前での活動を実践する為の「部室つくりワークショップ」を実施します。 (実施日:2012年10月14日) |
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その2
期間中、茅野市民館イベントスペースは、アーティストとのディスカッションや交流会、「部活動」の発表と情報発信などを行なう場、地域活動の交流ステーションとして、参加者が自由に利用できるように開放します! (開設期間:2012年11月10日~2013年3月) |
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その3 学生時代の「部活動」のように市民が純粋に活動を楽しむことで、新しい「部活動」が街中に生まれ、その活動の場として市内の空き店舗や空き家が「部室」として生まれ変わることを応援します。 |
茅野市民館イベントスペース外観 |
茅野市民館イベントスペース内部 |
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部室をつかう部活動的な活動を、茅野市を中心に広く募集します。それぞれの都合に合わせて活動期間を設定し、実際に地域の空きスペースを部室として使い、それらの部活動の経過を最終的に展示します。まじめな活動、ゆるい活動、ありえない活動、ふつうの活動等なんでもかまいません。 簡単な活動の内容やアイデア、活かしたい特技や技術などを書いて、茅野市美術館にお持ちください。 |
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提出内容: |
・A4サイズの普通用紙で5枚以内の提出をお願いします。(形式自由) ・写真などはA4サイズにはりつけたものをコピーしてご提出ください。・動画などある場合はアップロードされたURL 等のご記入をお願いいたします。・資料は返却できませんのでご了承下さい。 |
応募条件: | ※10 月13 日( 土) ~ 14 日( 日) に実施する「部室をつくろう!」プレゼンテーション& 交流会、部室つくりワークショップに参加できる方 ※地域に開かれた活動を作ろうとしている方 |
★部室NOW!★ |
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藤 浩志(Fuji, Hiroshi/ふじひろし) 美術作家
高校時代に美術部、京都市立芸術大学美術学部工芸家在学中にバレーボール部、演劇活動に没頭、同大学院時代に街で活動をつくために京都情報社設立。「ゴジラとハニワの結婚離婚問題」で大学院修了、青年海外協力隊としてパプアニューギニア国立芸術学校講師・都市計画コンサルタント勤務を経て藤浩志企画制作室を設立。対話と地域実験を重ねる手法で全国のアートプロジェクトで活動を重ねる。灯篭で描く「博多灯明」(A)、おもちゃの交換システム「Kaekko」、防災ワークショップ「イザ!かえるキャラバン!」、まちの風景を変えるオープンスタジオを作る実験「かえるシステム」、まちに部室をつくる実験「部室ビルダーかえるぐみ」等、かえる系の活動が何故だか多い。近年はかえっこで集まるおもちゃを利用した「ToysSaurus」(B)等の制作も行いつつ、地域に架空の人物を作る「藤島八十郎をつくる」「奥入瀬に暮らす藤森八十郎」で、地域に新しい活動を作るデモンストレーションを数多く行っている。 |
「博多灯明」 |
「ToysSaurus」 |
地域にある文化や歴史に様々な角度で触れながら、作家(アーティスト)と市民とが一緒に作品を制作する過程の中で、美術(アート)を介して人との関係性を考え、諏訪という地域への理解を深めるプロジェクト(ワークショップ)。2009年度に実施した#1では佐藤時啓(写真家)、2010年度に実施した#2では岡部昌生(美術家)を迎え、様々なワークショップと展覧会を実施しました。地域に即したアートの在り方を市民と共に考え、アーティストと共につくる事業として継続実施しているシリーズ企画です。
実施成果
①ワークショップ形式で全体のプログラムを実施、実際に地域の資源を体感してもらうことができた。
②アーティストと共同したものづくりを体感する機会を届け、参加者が美術だけでなく、地域文化や産業などへ興味を持つ契機となった。
展望
今後も諏訪地域オリジナルの地域資源や文化とアーティストが出会うことで、常識にとらわれないアートの切り口から、新たな地域文化の発展を望むことができる。
藤浩志 + 「茅野市美術館アート×コミュニケーション」=地域資源(産業・観光・歴史文化など)×発見! アーティストのアイデアで地域にある資源・歴史・文化などが、様々な表現として変化し、それらに触れた市民の新しい興味(考え)から生まれたアイデアで、街の新たな魅力が市民の自主的な活動として生まれることを目指します。各スペースの「部室」設営に伴う利用方法については、「部室」を利用する一般の方々が居ることを前提に、参加者と検討を行ないます。参加者が、アートという非日常的で面白みのあるアプローチを使った「部室」活動を、目に見えるかたちで行うことで、その活動を鑑賞する人々の日常意識にも変化が起こることを目指します。 |
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