企画展
小林紀晴展 縄文の庭 |
|
写真を通して見つめる 縄文からの古層の連なり 地域にゆかりの深い作家を紹介してきた茅野市美術館では、茅野市出身の写真家・小林紀晴(1968-)の展覧会を開催します。小林は20代の頃、アジアを多く旅して写真作品を制作。その後、故郷である諏訪地域の御柱祭を出発点として日本各地の祭事、祭祀を撮影するようになります。 茅野市を含む八ヶ岳山麓は縄文文化が栄えた地であり、さらに1200年以上の歴史を持つ御柱祭が今に伝わる土地でもあります。撮影を通して小林は遠い過去の人々の姿を感じ、「本来撮れるはずのない古層を、祭りを通して撮る」という姿勢で被写体と向き合っています。 本展では、これまで小林が撮影してきた御柱祭や八ヶ岳山麓に生きる人々の姿、自然・風景の作品群に加え、新たに撮り下ろした「縄文」をテーマとした写真作品、さらに御柱祭とともにある「木遣り」をモチーフに、八ヶ岳の四季を背景に木遣りが響く映像作品などを展示します。 |
会期 | 2022年7月24日(日)~9月4日(日) |
会場 | 茅野市美術館 |
開館時間 | 10:00~18:00 |
観覧料 | 一般500 円(300円) 高校生以下 無料 ※( )内は20名以上の団体料金。 ※障がい者手帳、療育手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料。 |
休館日 | 毎週火曜日 |
展覧会カタログ | 880円(税込) |
展示作品リスト(PDF) | |
問合せ | 茅野市美術館 長野県茅野市塚原一丁目1番1号(茅野市民館内) TEL 0266-82-8222 FAX 0266-82-8223 |
アーティストトーク/「縄文の庭」とは 本展出品作品について作家がお話しします。 |
|
アーティストトーク/映像作品と音楽 『トオイと正人』(小林紀晴初監督映画、2021年制作)を上映し、同作品に音楽を提供した茅野ゆかりの音楽家「いろのみ」の演奏とともに作家が作品についてお話しします。 |
|
夏休み写真講座 「あなたの心が動いた瞬間」 初回に作家から写真や撮り方の話を聞き、2回目に「心が動いた瞬間」をテーマに個々が撮影した写真作品をみんなで鑑賞します。 |
|
小林紀晴 (こばやし きせい) |
1968年長野県茅野市生まれ。高校卒業まで茅野市で過ごし、東京工芸大学短期大学部写真技術科に進学。新聞社にカメラマンとして入社し、1991年写真家として独立。写真制作のほかノンフィクション・小説執筆・映画制作など活動は多岐に渡る。2016年茅野市縄文ふるさと大使に就任。現在は東京工芸大学写真学科の教授を務め、後進の指導にあたりながら作品制作を続けている。 |
主催:茅野市美術館
助成:一般財団法人自治総合センター、芸術文化振興基金
後援:長野県、長野県教育委員会、茅野市、茅野市教育委員会、岡谷市教育委員会、諏訪市教育委員会、下諏訪町教育委員会、
富士見町教育委員会、原村教育委員会、諏訪教育会、月刊ぷらざ、一般社団法人 長野県観光機構、諏訪地方観光連盟、
茅野商工会議所、信州諏訪農業協同組合、JR東日本 長野支社、株式会社ニコンイメージングジャパン、信濃毎日新聞社、
長野日報社、市民新聞グループ、長野エフエム放送、エルシーブイ株式会社
協力:茅野市木遣り保存会、茅野市尖石縄文考古館、東京工芸大学、NPO法人サポートC 美遊com.