企画展
CONTACT―つながる情景
地域ゆかりの作家を紹介してきた茅野市美術館は、2020年で開館40周年を迎えます。本展では、地域出身や在住の現代作家4人を特集します。
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阿部祐己(写真家、1984‒)は茅野市で育ち、日本写真芸術専門学校に進みました。作品の多くは子どもの頃から親しんだ霧ヶ峰を被写体にしています。遺跡や祭祀、山を守るための火入れの作業など、旧石器時代から現代に至るまで、霧ヶ峰にある人々の営みの痕跡を、現在から過去をみつめる眼差しをもって観察し、記録しています。本展では、霧ヶ峰を題材とした《Trace of Mountain》シリーズと、霧ヶ峰の風景の変化を追った映像作品を展示します。 源馬菜穂(画家、1985‒)は諏訪市に生まれ、愛知県立芸術大学、同大学院で絵画を学びました。自身が見た風景や、音楽などからイメージを生み出し、「風景を見ているときと同じような感覚を描く」ことを目指しています。軽やかな筆致と澄んだ色彩が特徴的で、自身を包むような自然の空気感を画面に創り上げます。本展では、諏訪を題材とした作品を中心に、油彩に加え水彩絵具や卵テンペラ絵具、オイルパステルなども併用した作品を展示します。 林遼(彫刻家、1985‒)は下諏訪町に生まれ、金沢美術工芸大学、同大学院で彫刻を学びました。作品の多くは地元産の石を素材とし、石そのものの形を生かしながら、割られた石同士が支え合う接点を意識した作品を制作しています。石の割れた部分と磨いた部分の表情を捉えながら、さらにその重さに反して軽やかに見せることを目指しています。本展では、原石を複数に割って再構築した石彫作品から、石とガラスを組み合わせた最新作までを展示します。 吉野剛広(画家、1967‒)は北海道に生まれ、動物園に12年間勤務したのち京都造形芸術大学(現京都芸術大学)、同大学院で学び、2007年に原村へ移住。現在は山梨県北杜市で暮らします。八ヶ岳の森からインスピレーションを受け、「この地にいなければ創造できない」表現を模索しています。その作品群は、目に見えない森の世界をどっしりとした色彩と線で描いた絵画や、遠くを静かに見つめるかのような表情をした野生動物たちの木彫・立体作品と多彩です。本展では、新作も含めた絵画・立体作品を展示します。 |
作家インタビュー
アーティストトーク―林遼・吉野剛広 話し手|林遼(彫刻家)、吉野剛広(画家) |
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アーティストトーク―阿部祐己・源馬菜穂 話し手|阿部祐己(写真家)、源馬菜穂(画家) |
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子どもたちの8つの物語 茅野市立金沢小学校2年生・5年生を対象にした出張授業で創作した 「こどもたちの8つの物語」の動画を公開しています。 |
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【お問合せ】
茅野市美術館(茅野市民館内)
〒391-0002 茅野市塚原一丁目1番1号
受付時間 9:00~20:00
休館日:毎週火曜日 ※火曜日が祝日の場合その直後の休日でない日
Tel.0266‐82‐8222 Fax.0266‐82‐8223
主催:茅野市美術館
助成:一般財団法人自治総合センター、芸術文化振興基金
後援:長野県、長野県教育委員会、茅野市、茅野市教育委員会、岡谷市教育委員会、諏訪市教育委員会、下諏訪町教育委員会、富士見町教育委員会、原村教育委員会、諏訪教育会、信州美術会、諏訪美術会、茅野市美術協会、岡谷市美術会、諏訪市美術会、下諏訪美術会、富士見美術会、信濃毎日新聞社、長野日報社、市民新聞グループ(7紙)、abn長野朝日放送、長野エフエム放送、エルシーブイ株式会社、月刊ぷらざ、JR 東日本 長野支社、一般社団法人 長野県観光機構、諏訪地方観光連盟、一般社団法人 八ヶ岳ツーリズムマネジメント、茅野商工会議所、信州諏訪農業協同組合
プリント協力:キヤノン株式会社
協力:NPO法人サポートC 美遊com.