企画展
ベトナム戦争終結40周年 中村梧郎展
戦争の苦しみを背負いつつ、力強く生きる人々の記録
地域にゆかりの深い作家を紹介してきた茅野市美術館では、このたび岡谷市出身の写真家・中村梧郎(なかむらごろう、1940-)の展覧会をベトナム戦争終結40周年である2015年に開催します。
中村梧郎は1970年から現在に至るまでベトナム戦争を取材。およそ45年に渡り枯葉剤の人体被害を追い続け、その取材先はベトナムのみにとどまらず、アメリカや韓国の帰還兵、そしてその家族にまで及びます。
中村の作品は戦争の残酷さをはらみつつも美しく、力強く生き続ける人びとの姿をとらえています。最早過去のものとして忘れ去られかけている戦争の脅威を改めて感じるとともに、写真をツールとしたジャーナリズムと写真における美についてみつめます。
展覧会 会 期 平成27年4月18日(土)~5月17日(日) 会 場 茅野市美術館 開 館 10:00-18:00 4/18は10:30から開展式を開催、終了後に開場 休館日 火曜日
※火曜日が祝日の場合その直後の休日でない日観覧料 一般500円(300円) 高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※障がい者手帳、療育手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料。
お問合せ 茅野市美術館(茅野市民館内) Tel.0266-82-8222
関連
イベント会場=茅野市美術館 参加費=無料(要展覧会チケット) 作家によるギャラリートーク 4月19日(日)14:00開始
話し手=中村梧郎講座
「ベトナム戦争における写真の衝撃と美」5月9日(土)14:00開始
講師=中村梧郎きてみて! ギャラリーツアー
お話しをしながら、ガイドと一緒に展示作品をめぐります。5月2日(土) 14:00開始
ガイド=茅野市美術館サポーター、学芸員学芸員による作品解説会 5月16日(土) 14:00開始
全滅したマングローブの森 1976年 生後10ヶ月のベトとドク 1981年 帰還兵の抗議デモが眼前を通った 1982年 片腕を失ったジェニー 1982年 機関銃手だった朴武庸 1993年 太ももまで切断した趙吉成 1993年
すべて茅野市美術館蔵
中村梧郎 Goro,Nakamura
1940年北京生まれ、長野県岡谷市出身。
1970年からベトナム戦争の取材を開始。1980年よりアメリカ、韓国でも枯葉剤被害を記録する。1996-2005年山梨大学教育人間科学部非常勤講師、1999-2004年岐阜大学教授。2007年、ニューヨーク市立大学John Jay 校で枯葉剤“ORANGE”展を開催、同展はマグナム(MAGNUM)創立60周年記念招待作品。現在、敬愛大学・地域総合研究所客員研究員、日本ジャーナリスト会議JCJ代表委員、現代写真研究所副所長、日本写真家協会会員。
主な受賞歴:第8回ニコン伊奈信男賞(1983年)、第1回日本科学技術ジャーナリスト会議特別賞(2003年)
主 催:茅野市美術館
後 援:長野県、長野県教育委員会、茅野市、茅野市教育委員会、岡谷市教育委員会、諏訪市教育委員会、下諏訪町教育委員会、富士見町教育委員会、原村教育委員会、諏訪教育会、信濃毎日新聞社、長野日報社、信州・市民新聞グループ(7紙)、長野朝日放送、FM長野、エルシーブイ株式会社、月刊ぷらざ、諏訪地方観光連盟、茅野商工会議所、信州諏訪農業協同組合
協 力:NPO法人サポートC 美遊com.
【主催・お問合せ】
●茅野市美術館 (茅野市民館内)
〒391-0002 茅野市塚原一丁目1番1号
受付時間 9:00~20:00 (休館日:毎週火曜日 ※火曜日が祝日の場合その直後の休日でない日)
Tel.0266‐82‐8222 Fax.0266‐82‐8223