文谷有佳里 往来する線 Between Line and Drawing
文谷有佳里は、即興的でかつリズミカル、のびやかでありながら構築性にも富むドローイング作品で知られる気鋭の美術作家です。信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野と茅野市美術館の連携で実現する今回の「アート×コミュニケーション」では、文谷による公開制作(館のロビーガラスに直接描きます)に加え、ドローイング・ワークショップ、多彩なゲストを迎えるトークセッションを開催し、アートの魅力を伝え、分かちあう、実り豊かな機会をお届けいたします。
公開制作 |
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ワークショップ
アーティストの指導で、楽しい、不思議なドローイングを自由に体験。 |
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トークセッション「線を遊ぶ、語る ~縄文から現代まで~」
●日 時:2013年11月23日(土)13:00~15:00 |
※信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野では、二人の現代美術作家、佐々木愛さん、文谷有佳里さんを迎えて、松本市内の菓子店と信州大学キャンパス内で、作品展示と関連企画を開催します。 アーケード ―かたち・リズム・交差― 2013年11月9日(土)~24日(日) |
作家略歴 文谷有佳里(ぶんや ゆかり) |
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1985年 岡山県生まれ 主な個展 主なグループ展 |
トークセッション出演者略歴
松本透(まつもと とおる)
東京国立近代美術館副館長。東京生まれ。1980年京都大学文学研究科大学院修士課程修了、同年より東京国立近代美術館に勤務。担当した展覧会として「現代美術における写真」展(1985年)、カンディンスキー展(1987年)、「色彩とモノクローム」展(1989年)、村岡三郎展(1997年)、草間彌生展(2003年)など。編著書に『日本近現代美術史事典』(2007年)、訳著書にS.リングボム『カンディンスキー-抽象絵画と神秘思想』(1995年)など。
伊藤理佐(いとう りさ)
漫画家。諏訪郡原村生まれ。諏訪二葉高校在学中に『お父さんの休日』でデビュー。以来、女性誌を中心に連載。ショート漫画に加え、ストーリー漫画やエッセイ漫画も好評を得ている。2005年『おいピータン!!』で第29回講談社漫画賞少女部門受賞、2006年『女いっぴき猫ふたり』『おいピータン!!』『おんなの窓』など一連の作品で第10回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。
鈴木希帆(すずき まほ)
東京国立博物館アソシエイトフェロー。日本美術史の立場から縄文土器の研究を行う。『美術としての「縄文」に関する総合的研究』で2012年に博士号を取得。主要著書:『日本の美術』497号(土肥孝 編)至文堂(2007年)。現在は東京国立博物館に勤務し、日本考古遺物の国内外における調査から、美術と考古学の境界に着目した研究を行う。
金井直(かない ただし)
信州大学人文学部准教授。福岡県生まれ。2007年より現職。元豊田市美術館学芸員。専門はイタリア美術史および近現代彫刻史。主な企画に「イメージの水位」(豊田市美術館、2004年)、「アルテ・ポーヴェラ」(豊田市美術館、2005年)、「消失点」(ニューデリー国立近代美術館、2008年)などがある。京都大学博士(文学)、イタリア共和国カヴァリエーレ。
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