立川義明展 卒寿・彫刻の道
地域にゆかりの深い作家を紹介してきた茅野市美術館では、このたび長野県諏訪市出身の彫刻家、立川義明の展覧会を開催します。
●会 期 平成20年10月8日(水)~11月3日(月・祝) ●会 場 茅野市美術館 ●開館時間 10:00~19:00 ※10月8日(水)10:00よりロビーにて開会式を行います。 一般のお客様もご参列いただけます。 ●観 覧 料 一般500円(300円) 高校生以下無料 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料 ( )内は前売・20名以上の団体料金 |
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1918年生まれの立川義明は、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業、兵役に服した後、戦後、日展や日彫展を中心に数多くの作品を発表し、彫刻界の第一線で活躍し続ける彫刻家です。現在は、日展参与を務めています。 祖先の初代立川和四郎は社寺建築と宮彫を学び、子孫はその技術を引き継ぎ発展させ、長野県内、東海道に数多くの立川流の社寺建築を残しています。曾祖父で分家していますが、数えれば六代目となります。 彫刻家を志し、東京美術学校在学中に、学外の彫刻家・藤井浩佑に師事し、独自の世界をつくりあげました。 本展では、初期の木彫作品から、独自のスタイルへの脱却を試みた時代の作品、幼児期に体験した大木の空洞からヒントを得た「窩」のシリーズ、身体以外の「鳥」や「髪」を題材としたシリーズ、1969年の日展に初めて出品した「群像」のシリーズ、家族愛が感じられる「母子」のシリーズ、そして2007年日展出品作で、氏の元に亡き妻を連れてきた天使が表現された「寓話」まで、その代表作を展示します。 さらに彫刻制作のためのデッサンやマケットも展示し、様々なモチーフの中に表現された彫刻家・立川義明の世界に迫ります。 |
「臥す」1977年 |
「はざま - 母・子」 |
1993年 「求心」 |
1969年 「寓話」2007年 |
関連イベント |
●作家によるギャラリートーク 話し手:立川義明(彫刻家・日展参与) 聞き手:茅野市美術館学芸員 ●日 時 平成20年10月12日(日) 14:00~ ●会 場 茅野市美術館 ●要展覧会チケット |
●立川義明展コーディネーターと学芸員によるギャラリートーク 話し手:牛山政幸(彫刻家・日展会友・立川義明展コーディネーター) 茅野市美術館学芸員 ●日 時 平成20年10月19日(日) 14:00~ ●会 場 茅野市美術館 ●要展覧会チケット |
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主 催 茅野市美術館
後 援 長野県、長野県教育委員会、茅野市、茅野市教育委員会、岡谷市教育委員会、諏訪市教育委員会、下諏訪町教育委員会、富士見町教育委員会、原村教育委員会、諏訪教育会、信州美術会、諏訪美術会、茅野市美術協会、 岡谷市美術会、諏訪市美術会、下諏訪美術会、富士見町美術会、信濃毎日新聞、長野日報社、信州・市民新聞グループ、SBC信越放送、NBS長野放送、テレビ信州、長野朝日放送、エルシーブイ株式会社、月刊ぷらざ、諏訪地方観光連盟、 信州諏訪農業協同組合、立川流建築彫刻保存研究会