「信濃美術の青春―諏訪・上伊那 洋画の足跡―」展開催
20世紀に信濃の洋画壇で活躍した諏訪、伊那地域出身の作家たちの青春期を追った展覧会を開催します。出品作品は、諏訪・伊那地域の美術館博物館からお借りしたコレクションと、当館のコレクションから構成されます。 展覧会タイトルにある「青春」は、2つの意味を含んでいます。1つは、個々の作家についての「青春」です。本展では、作家たちが比較的若い時期に制作した作品、あるいは年齢を問わず、作品自体に若々しい息吹のあるものや画壇において新しい活動に挑戦した作家の作品を中心に展示しています。もう1つは、信州の美術界における「青春」です。20世期は、日本、ひいては信濃画壇にとって美術の青春期であったといえるでしょう。あらゆる美術運動・イズムがときには性急に持ち込まれ、めまぐるしく移り変わる美術界のなかで、作家たちは自分のスタイルを模索し続けました。 本展では、青春期であった20世紀信濃美術界の時代背景を念頭に置きながら、それぞれの時代のなかで活躍した作家たちの軌跡の一端を探りたいと考えます。 20世紀に信濃洋画壇を吹き抜けた新しい息吹とともに、各々の作家がその作家らしくなる過程を感じ取っていただければ幸いです。 |
清水多嘉示 「カルタ」1919年 (八ヶ岳美術館寄託作品) |
会期: | 平成19年3月10日(土)~3月25日(日) 10:00~19:00 休館日は毎週火曜日 |
会場: | 茅野市美術館 |
入館料: | 一般 300円(200円) 高校生以下 100円(50円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※諏訪6市町村内に在学・在住の高校生以下は無料 |
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主催:茅野市美術館
後援:茅野市、茅野市教育委員会