縄文アートプロジェクト2017

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JOMONフードスケープ「縄文のうつわ展」

縄文の湧き上がる創造力に思いを馳せた「うつわ」の公募展

縄文文化を築いた人々の心の在りようを生かし、その想いを未来に引き継ぎ、世界と手をつなぐ―。縄文の湧き上がる創造力に想いを馳せた「うつわ」作品を公募・展示します。

縄文のうつわ展 メインイメージ
会期
2017年9月22日(金)~10月2日(月)
会場
茅野市美術館 常設展示室
開館時間
9:00~19:00
観覧料
無料(火曜休館)

表彰式

2017年10月1日(日)13:00~
茅野市美術館 常設展示室

審査について

審査講評

審査員長 伊藤 彰敏

茅野市の一大イベント「八ヶ岳JOMONライフフェスティバル」の関連事業として2017年公募展「縄文のうつわ展」を開催する運びとなりました。茅野市は全国でも有数な縄文王国として、土・木・水・炎など「うつわ」とは密接な関係があり、独自の美意識をもち縄文文化を築いたと思います。このたび縄文の湧き上がる想いを馳せた「縄文のうつわ展」を企画し公募したところ、県内さまざまな地域の工芸作家が創造性あるオリジナルな器を多数ご出品頂きました事に感謝申し上げます。

展覧会に集まった「うつわ」の素材は陶磁器・漆・木に限らせて頂きました。素材と技術、表現の仕方など、どの作品も完成度が高く、器としての機能・文様・美しさ・色彩等々、芸術性豊かな作品でした。また表現者としてアグレッシブ(積極的)な姿勢で挑戦したり、主張が作品の中から語りかける作品など多くの作品と出会え、将来の展望が明るく見えました。

総出品数23点で明日の工芸美術を見据えた審査を心掛け、厳選な審査を行いました。伝統的形式な器・クラフト的な器・斬新フォルム・現代感覚の器・抽象的な作品等々、現代に新風を吹き込む自由な発想の作品が多々ありました。受賞作品選出には大変時間がかかりました。又、若い方々の出品も多数あり頼もしさを感じました。

作品講評

  • 大賞
    彩何鉢「The Wonderful World」(磁)
    彩何鉢「The Wonderful World」(磁)篠田弘明(長野県塩尻市旧塩尻)

    計画的に計算されたデザインで、構成力も際立ち、色彩良く、大自然への祈り、豊かさが表現され大変評価が高い作品です。

  • 準大賞
    縄文の宴(陶)
    縄文の宴(陶)村井善晃(長野県長野市吉田)

    宇宙空間をイメージした幻想的な色彩で、胴に縄文文様を施し、悠久の大地を想わせるおおらかな作品です。

  • 優秀賞
    やさしい風(陶)
    やさしい風(陶)上田久乃(長野県茅野市湖東)

    茅野市の縄文の地に住み、縄文土器のエネルギーや造形に心惹かれ製作した作品。縄文の里を渡るやさしい風にロマンが漂う作品です。

  • 審査員賞
    白釉線刻文鉢(陶)
    白釉線刻文鉢(陶)仙田貴子(長野県長野市篠ノ井)

    様々な線で内外を線刻で施し、ワクワク感とリズミカルな景色があり、好感がもてた作品です。

    縄文の華(漆)
    縄文の華(漆)田中勝征(長野県塩尻市大門)

    縄文の華をイメージしたひらめきか。縄文文化に夢をふくらませ、乾漆を駆使し、工夫の努力の跡が見える作品です。

  • 特別賞
    縄文の風(陶)
    縄文の風(陶)田中健雄 ほか永明中3年有志(長野県茅野市塚原)

    雄大な八ヶ岳、広大な山麓に栄えた縄文文化。縄文の里を渡る風に神秘とロマンがあり、先史の人々のたくましさ、おおらかさを、先生と生徒が合作で作り上げた作品です。

※その他、市川幸一さん(茅野市)、遠山千恵子さん(塩尻市)、矢島美途さん(伊那市出身)らが賞の候補にあがりました。

審査日
2017年9月18日(月・祝)
審査員
伊藤彰敏(陶芸作家、日展会友、長野県展無鑑査(審))
島立幸男(漆芸作家、日展会友、茅野市芸術文化協会会長)
辻野隆之(茅野市美術館長、茅野市民館ディレクター)

作品公募について

生命の源〈食〉をキーワードとした「JOMONフードスケープ(食風景)」とのコラボレーションによる企画です。テーマは「大皿」。公募作品は茅野市美術館 常設展示室に特設展示し、入賞作品を「縄文のうつわ」として縄文をテーマにした食のもてなしに使用し、「JOMONフードスケープ」をつくりあげます。

縄文のうつわ展 チラシ表紙

作品募集要項

  • 募集内容
    • 縄文をテーマにした「うつわ」を広く募集する。縄文の湧き上がる創造力に想いを馳せ、人々が囲む食の輪で主役になる大皿作品(大皿・角皿・大鉢・高付皿・手付き・蓋物など)
    • 伝統的形式による作品、斬新な芸術性の高い作品、クラフト作品など多様な表現により、新風を吹き込む自由発想の作品を期待する。
  • 応募規定
    募集作品
    自作作品、近作の未発表作品
    素材
    陶磁器、漆、木(着色のもの)
    寸法
    40㎝×40㎝×高さ20㎝以内(換算)
    ※丸一尺皿(約30㎝)を基本とする。角皿40×20㎝。高付高さ・深鉢深さ20㎝以内、手付き・蓋物も同等
    ※「皿立て」(額立て)での展示を希望する方は付属品として添付
    応募資格
    18歳以上。プロ、アマ問わず(長野県在住・在職・出身者)
    出品点数
    原則ひとり1点
    出品料
    1点3,000円
    著作権
    展示及び印刷物等本展に関わる画像等の権利は主催者に帰属する
  • 搬入・搬出

    茅野市民館に直接搬入・搬出する
    搬入日:2017年9月18日(月・祝)10:00~15:00
    搬出日:2017年10月28日(土)10:00~15:00
    ※郵送の場合
    搬入は2017年9月18日(月・祝)必着。出品料は送金ください。搬出は着払いで出品者負担となります。
    ※梱包について
    出品作品は段ボールに入れて搬入する。郵送の場合は堅牢な箱で梱包は厳重にする。梱包の不備による作品破損は出品者負担。

    • 大賞 (1点)10万円
    • 準大賞(1点)5万円
    • 優秀賞 (数点)各1万円
    • 特別賞(数点)各1万円
    • 審査員賞 (数点)各1万円

    ※入賞作品はコラボレーション企画「JOMONフードスケープ(食風景)」として、縄文をテーマにした食を盛り付け、撮影・使用します。出品票の同意書欄をご確認ください。

  • 審査員

    伊藤彰敏(陶芸作家、日展会友、長野県展無鑑査(審))
    島立幸男(漆芸作家、日展会友、茅野市芸術文化協会会長)
    辻野隆之(茅野市美術館長、茅野市民館ディレクター)
    ※審査、陳列に対する異議申し立てはお断りします

  • お問合せ

    茅野市民館指定管理者 株式会社地域文化創造
    茅野市美術館(茅野市民館内)
    〒391-0002 茅野市塚原一丁目1番1号
    TEL 0266-82-8222

  • 出品票

    「縄文のうつわ展」公募 出品票

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