神楽獅子舞・悪魔っ払い - ちの本町

2011/01/16

本町の悪魔払いは、「お神楽」と呼び、小正月のどんど焼きの次の日に行なうが、古い記録が無く、いつから始まったか、はっきりしないという。もともと宮中で神を祭るのに奏した舞楽で、伊勢大神宮で行なわれるものを太神楽・大大神楽という。これが獅子舞と一緒になって、五穀豊穣と、悪魔を払う行事となり、太神楽あるいは悪魔払いといわれるようになった。昔は本町商店街が賑やかく、商売繁盛を願いご祝儀もはずんだとの事。

午前七時 本町公民館集合
PTA常任委員笠原さん挨拶、区長挨拶…「一年間健康で幸せな年になるように。怪我をしないように気をつけて回ってください。これが良い思い出になるように」などと話す。
子ども約百二十名が、六組に分かれ記念写真の後、各戸を回る。
子どもたちは、前の日曜日(九日)に公民館で役員が付き添い、中学生が教えてくれて練習したとのこと。
獅子に入る子は、袴をはいている。それぞれおかめ、乞食などののお面を被ったり背中に背負ったりする。竹竿を持ったり、太鼓、鈴を鳴らしたりしながら、子ども全員で「お祝いなして」と唱えている。獅子は頭を振って悪魔払いをする。
ほとんどが玄関先だが、希望する家では中に入って一巡したり、頭を噛んだりする。
公民館ではPTA役員の母親がカレー、デザートなど用意し待機している。
役員や区長などが、子どもに、お神楽の意味を説明したり、各家庭へも由来を書いたチラシを配っていた。



この企画は、平成24年度文化庁「地域の遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」補助事業です。

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