茅野市文化芸術推進事業
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ミュージアム×体験スポット 心ひかれる 茅野めぐり!
いにしえから今にいたる、自然・人文・考古資料やさまざまなアート作品。ミュージアム(美術館・博物館)には宝ものがいっぱいつまっています。そんなミュージアムと地域の暮らしをつなぐ「ちのミュージアム・ピクニック」を、秋と冬に開催します。
秋は「八ヶ岳の恵みと人々の営み」、冬は「凍みる冬に生きる工夫」をテーマに、ミュージアムと体験スポットをつないで、バスでめぐります。好奇心がふくらむ“はじめの一歩”にお出かけください。
※昼食をご持参ください 「ちのミュージアム・ピクニック」では、ご参加いただいた皆さんが興味をもったこと、感じたことを記入していただくアンケートのご協力をお願いしております。 ピクニックその1「八ヶ岳の恵みと人々の営み」
八ヶ岳の麓には、遥か1万年前から人が住み、文化が栄えてきました。繁栄の秘密は、山がもたらす豊かな恵みと、それを利用してきた人々の知恵と工夫。多くの実をつける山の木々はもちろん、大切な食料となった鹿をはじめとする動物たち、そして清らかな水。茅野に来たら誰もが感じる八ヶ岳の恵みと、現代まで続く人々の営みを実感していただける旅です。 ■ピクニックルート ピクニックその2「凍みる冬に生きる工夫」
市全域が標高700mを超える茅野。氷点下15度を下回ることもあり、土の深くまで凍りつく「凍みる」冬。茅野に住む人々は、様々な知恵と工夫でこの厳しい冬を乗り越えてきました。気候を活かしてつくる冬の保存食、「凍み」の食材。農作業のできない冬の仕事として発展した寒天やのこぎり作り。先人の知恵と努力に感動する旅です。 ■ピクニックルート 企画協力:一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構 |
地元の人に話を聞こう
茅野の魅力を見つけてつなぐ「ちのを編む」では、地元の方々の取り組みを直接うかがう集まり「みんなのサロン」を開催しています。この地の風土や資源、脈打つ文化、生き生きとした暮らしの営み。このまち「ちの」の宝ものを、いっしょに再発見してみませんか。
その4 農業とITを掛け合わせるとどうなる? 農業人口が減少するなか、ロボット技術やICTを活用した「スマート農業」の展開が期待されています。ただ、ビジネスモデルの確立が難しく、農家の大半を占める小規模農家にはシステムが高額なこともあって、導入は進んでいません。そこで、スマート農業にくわしい大学教授、農業に興味をもつITエンジニア、地元で農業を営む方々のお話をもとに、参加者も一緒になってスマート農業について語り合ってみます。
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その5 興味を活動に! 市民研究員 八ヶ岳の裾野に広がるこの地で育まれた自然・歴史・民俗・産業について、資料の展示・収集・保管・研究にあたる八ヶ岳総合博物館。子どもから大人まで、楽しみながら学習・調査研究を深める取り組みを進めています。そのなかで、地域住民がさまざまな分野でフィールドワークや科学工作などに携わる「市民研究員」の活動について、皆さんからお話をうかがいます。八ヶ岳の自然とそこに生きる人々の姿を探る実践に触れてみませんか。
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その6 宝の山! 里山づくりの取り組み 資源の宝庫・里山に囲まれたこの地では、太古からその恵みを暮らしにつなげてきました。しかし昨今では、その価値や使われ方、考え方も変わってきています。里山と暮らしはどうつながっているのか。里山と災害にどんな関わりがあるのか。無関心ではいられません。そこで、里山整備に関わる地域の皆さんからお話をうかがいます。わたしたちの「みらい」につながる里山の「いま」。いっしょに考えてみませんか。
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その7 観光でまちを元気にしよう! 日本全体で少子高齢化が進み、特に地方のまちに活気がなくなっています。そんななか、茅野市の小さなまち笹原では、住民たちが知恵を出し合って「観光によるまちづくり」をめざして活動し、日本のみならず外国からも多くの観光客を受け入れています。実際に笹原のまちを歩いたあと、今や魅力ある観光の担い手となった笹原区の方のお話をうかがい、参加者もいっしょになって「自分のまちではなにができるか」を語り合ってみます。
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【ちのを編む】とは
「編む」とは「編集する」こと。地域にもともとあるものを違った視点で見てみたり、組み合わせることで、新たな価値=宝を生みだすことを目指しています。
このまち「ちの」にきらりと光をあてる宝探し「アート×コミュニケーション茅野#3 ちのを編む」(2016年度)
地元の人に話を聞こう 魅力をつないで 宝ものを再発見
「ちのを編む みんなのサロン」(2018年度)
※当事業は「平成31年度 文化庁 地域の博物館を中核としたクラスター形成事業」の補助事業です。