茅野市文化芸術推進事業
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ミュージアム×おすすめスポット 楽しさつなぐ 茅野めぐり!
いにしえから今にいたる、自然・人文・考古資料やさまざまな美術作品など、ミュージアム(美術館・博物館)には宝物がいっぱいつまっています。茅野にはどんなミュージアムがあるのかな? どんな楽しみがあるのかな? そんな興味を深める「ちのミュージアム・ピクニック」を開催します。「自然と諏訪の信仰」「縄文と八ヶ岳の恵み」のテーマ別に、ミュージアムとおすすめスポットをつないで、バスでめぐる2つのピクニック。茅野ならではの魅力を感じる“はじめの一歩”をお届けします。
※昼食は各自ご持参ください ピクニックその1「自然と諏訪の信仰」
勇壮な御柱祭でも知られ、諏訪地域に深く根差している諏訪大社。その特徴は、古代から続く自然への畏敬の思いを今も色濃く残していること。長い年月に育まれた諏訪地域の「自然を大切にし感謝しながら、自然とともに生きる姿勢」を学び、茅野出身の藤森照信氏の自然と調和する建築を通じて、現代にも受け継がれている諏訪のDNAを感じる旅です。 ■ピクニックルート ピクニックその2「縄文と八ヶ岳の恵み」
二つの国宝土偶を生んだ茅野の縄文時代は、どんなものだったのでしょうか。当時この地が大きく栄えた理由、それには八ヶ岳の生んだ自然の恵みが欠かせません。多くの実をつける豊富な木々、清らかな水、そして大切な食料となった鹿をはじめとする動物たち。それらは5000年以上経った今でも、私たちに恵みをもたらしてくれています。縄文時代の八ヶ岳に思いを馳せながら、その恵みを味わう旅です。 ■ピクニックルート |
地元の人に話を聞こう
魅力をつないで 宝ものを再発見
身近にあるけれど、実はよく知らない。そんなことってありませんか?
この地の風土や資源、脈打つ文化、生き生きとした暮らしの営み。茅野の魅力を見つけてつなぐ「ちのを編む」では、地元の方々の取り組みを直接うかがい、新たな視点で知ってみる「みんなのサロン」を開催します。
そこで見つけた魅力をつないでみたら、大切にしたい何かに気づくかも。このまち「ちの」の宝ものを、いっしょに再発見してみませんか。
その1 天然寒天って何? 現場に行こう! 海藻を煮込み、天日でフリーズドライしてつくる天然の棒寒天。寒く乾燥したこの地で育まれた伝統の食文化であり、生産量日本一を誇る茅野の地場産業です。農閑期、田んぼに寒天がずらりと並ぶ干し場の風景は、茅野の冬の風物詩。意外と知らない天然寒天づくりについて、生産者の茅野さんにお話をうかがい、寒天製造工場や干し場を見学します。
その2 どうやってるの? 縄文遺跡の発掘調査 八ヶ岳山麓の豊かな縄文文化。茅野の大切な宝ものです。市内には国特別史跡の尖石遺跡をはじめ上之段、駒形など多くの縄文遺跡があり、その数は230を超えます。発掘調査には地元の皆さんが関わっており、国宝「土偶」(縄文のビーナス)などさまざまな発見を生んでいます。調査がどのように行われているか、市民の作業員・補助員の皆さんから体験談をうかがいます。
その3 「食」でつなごう! 地域のくらし 市内で活動する地区ボランティア。そのなかから豊平地区の皆さんにお話をうかがいます。お茶のみサロンや料理教室、お年寄りへの宅配弁当づくりといった食にまつわる活動では、天寄せなどの郷土料理や味わいを考えたメニューなどひと工夫。声をかけあい、食べる楽しみを手から手へ。生き生きとした地域のくらしをつないでいます。
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【ちのを編む】とは
「編む」とは「編集する」こと。地域にもともとあるものを違った視点で見てみたり、組み合わせることで、新たな価値=宝を生みだすことを目指しています。
このまち「ちの」にきらりと光をあてる宝探し「アート×コミュニケーション茅野#3 ちのを編む」(2016年度)
企画協力:一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構
※当事業は文化庁「平成30年度 地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業」の補助事業です。