主催事業
佐藤通弘×梅津和時 ライブ
―音楽スル身体ノ電光石火―
ゲスト:吉見征樹、佐藤通芳
伝統を究めながらも津軽三味線界の異端児であり続ける佐藤通弘。フリー・ジャズからポピュラー・シーンまで、自在に跋扈(ばっこ)する梅津和時。そんな2人による異色の競演は、まるで電光石火(=稲妻や火打ち石が発する閃光)のような衝撃。東西の楽器から発せられる極限に突きつめられた音楽と、それと同化し躍動する音楽家たちの身体は、しびれるほどに伝統的で前衛的。万華鏡(=kaleidoscope)のように刻一刻と変容する音の世界、丁々発止のスリルに満ちたその瞬間をお見逃しなく! ※チラシがダウンロードできます。→チラシ表PDF/チラシ裏PDF
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CCC kaleidoscopeとは ジャンルを超えて、人々を魅了する優れたアーティストを取り上げるシリーズ企画です。カレイドスコープ(kaleidoscope=万華鏡)をのぞいたときのように、その瞬間、そこでしか出会えないアートの“輝き”を茅野市民館(CCC:Chino Cultural Complex)から発信します。 |
関連企画 |
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■日時 : 2011年12月16日(金) 開始19:00(開場・受付18:30) |
プロフィール |
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佐藤通弘 (津軽三味線) 東京生まれ。高校3年間を茅野市で過ごす。弘前の山田千里師に入門し、1981年、師範「山田里通」の名を許され帰京。82、83年と全国津軽三味線競技会でA級優勝し、その後、サックス奏者・坂田明、前衛音楽家・ジョン・ゾーン、フォークシンガー・三上寛といった異ジャンルのアーティストたちと精力的なコラボレートをみせる。85年、ジョン・ゾーンとレコーディングしたアルバム「厳流島」をニューヨークで発表。欧米でのジャズ・フェスティバルや舞踏家・大野一雄のニューヨーク公演にも参加。91年、国際交流基金の助成によりニューヨークなど数ヶ所での公演を行う。2000年以降は東欧、オーストラリアなどでも公演。年間80本以上のステージをこなしながら、津軽三味線の可能性を拡大すると同時に模索を続けている。http://www.tsugaru-michihiro.com/ |
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梅津和時 (サックス、クラリネット) 国立音楽大学在学中よりプロの音楽家として活躍。フリー・ジャズを中心に、ジャンルの垣根を越えた音楽活動を展開。1970年代後半に「生活向上委員会」、80年代には「ドクトル梅津バンド」にて人気を不動となす。自己のバンド活動と並行し、忌野清志郎が在籍した「RCサクセッション」のサポートや映画音楽なども手がける。海外での演奏活動も活発に行ない、リード楽器を自在に操る稀有な即興音楽家として高く評価されている。現在は「こまっちゃクレズマ」「新大久保ジェントルメン」など数グループを率い、ライブ活動を精力的に行なう。99年に鬼怒無月、早川岳晴、新井田耕三と結成した「Dr.UMEZU“KIKI”BAND」では骨太で斬新な音楽に注目が集まっている。多様多彩な音楽との出会いを軸に、音楽的好奇心の赴くまま、しなやかに邁進中である。 http://www.k3.dion.ne.jp/~u-shi/ |
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吉見征樹 (タブラ) 1987年よりインド・ムンバイにてウスタッド・アラ・ラカ・カーン氏と、その息子ザキール・フセイン氏にタブラを師事。即興演奏を得意とし、どのようなセッションにおいても自在に絡み付くその演奏は、太鼓でありながらメロディアスで、国内外のあらゆるジャンルのアーティストと共演をこなす貴重な存在である。2000年に「Spanish Connection」を結成し、フラメンコやジプシー音楽のエッセンスを吸収した濃厚な音楽が注目されている。同グループは09年にNHK教育テレビで放送された「新・三銃士」の劇中音楽を全編担当した。 http://sound.jp/tablin/ |
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佐藤通芳 (津軽三味線) 佐藤通弘を父とし、箏奏者・海寶幸子を母として、和楽器の音色を聞きながら育つという恵まれた環境の中、11歳から本格的に津軽三味線を習い始める。2005年、津軽三味線に加えギターや電子楽器といった現代的要素も兼ね備えた「寿BAND」を結成。指導者と同じ弾き方・音色でなければならないといわれる伝統音楽の中で、従来の津軽三味線の伝統にとらわれず、新たな感性で無二の音楽世界を生み出している。 09年、第6回津軽三味線全国大会 in KOBE、一般の部で優勝。 http://www.tsugaru-michihiro.com/michiyoshi/index.html |
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